相続の基礎知識

こちらでは相続の基礎知識についての説明をいたします。

遺産相続は各家庭によりその内容は様々でありますので、手続き方法もそれぞれ違います。相続についての知識がない一般の方が行う事はとても難しい内容である事も多いものです。相続手続きに関する基本的な事柄をこちらで確認しておきましょう。

相続に関する各種手続き、生前対策や税金対策を検討する前段として、相続に関する基礎知識について確認することは、各種手続きがスムーズになるだけではなく、損することなく最善な方針を決定することにつながります。
相続の正しい知識があれば、トラブルを未然に防ぎ、遺族に負担を軽減する為の対策をすることも可能になります。知識を整理していくことで、一緒に不安を少しずつ解消していきましょう。
また、前橋相続遺言相談センターでは早い段階からお悩みや不安な点を相続に強い法律家に相談するのも有効な手段と考えています。相続は専門性の高い分野でもありますので、ご自身のみで判断するのが困難な部分は是非積極的ご活用ください。

相続人の調査

相続人とは相続する権利がある人のことで、相続分とは相続人が遺産を相続できる法律上の割合のことを言います。法律では相続人とその相続分についてい以下のとおり規定があります。

配偶者は、常に相続人。
血族は、第一順位は直系卑属である「子」が相続人。
子がなければ、第二順位（父母など直系尊属）が相続人。
さらに直系尊属がいなければ、第三順位（兄弟姉妹）が相続人。
相続分は血族の順位と異なり、割合は人数で等分。

要注意な相続

相続人の中で、相続人に認知症の方がいる場合、未成年者がいる場合、行方不明の方がいる場合、前妻前夫の子供がいる場合等には特に注意が必要です。このような場合にいい加減に手続きを進めてしまうと、相続の手続きが無効といったことになりかねません。
それぞれのケースに合わせて申請を家庭裁判所へ行ったり、新たな調査が必要になる可能性があるので、このようなケースに該当する相続人がいないかを早い段階で確認し、適法に手続きを進める必要があります。

財産調査

遺産とは亡くなった方の残した財産のことを指し、不動産や金融資産がメインになりますが、このようなプラスの財産以外にも借金といったマイナスの財産も相続財産に含まれます。こういった相続財産を漏れなく調査して作成された遺産目録をもとに、遺産分割をすることが望ましいと言えます。まずは3ヶ月以内を目安として相続財産の調査をおこないましょう。