前橋の方より遺言書についてのご相談
2019年05月10日
Q:仲の悪い弟達のため、父が遺言書を作るかどうか悩んでいます。(前橋)
私の父は今年73歳になるのですが、とても健康で夫婦仲良く前橋で暮らしています。私は長男なのですが前橋の実家の近くに家族で住んでいます。父は現在とても健康ですが年齢からみて、将来近いうちに必ず起こる相続について考えなくてはいけない時期にきていると感じています。そこで心配な点があります。私には弟が二人いるのですが、その二人が昔から仲が悪く、父の相続が発生した際に揉めそうな気がしてなりません。そのことを父も気にしており、遺言書を作成すべきかどうかを相談してきました。父には不動産の財産がいくつかあり、遺産分割が難しくなりそうです。まだまだ元気な父ですが、遺言書を準備してもらうべきでしょうか?(前橋)
A:遺言書の作成を強くおすすめいたします。
お父様が不動産の財産を複数お持ちということですが、不動産が相続財産の大半を占める場合においては特にご心配されているようにトラブルが多くあるのが現状です。たとえ兄弟仲が悪くない場合でも相続の際にもめることが珍しくありません。どの不動産を相続するかによって時価や賃料収入等で不公平感が生まれやすいからです。相続時の兄弟間のトラブルは相続手続きが終わったその後も引きずることがありますので、争いを防ぐためにも、お父様が遺産分割の内容を指定する内容の遺言書を作成することをおすすめいたします。遺言書は何度も作り直すことができますので、お元気なうちに、今のお考えを反映した遺言書を作っておいた方がお父様も安心かと思われます。
今回はお父様からご相談をいただいているとのことですが、ご両親が作成に積極的でない時には、遺言書を作成することのメリット、遺言書がないことによる家族観トラブル等のリスクを説明しわかってもらうことが大切です。遺言書というと子供からは言い出しにくいと感じられる方も多いと思いますが、親側も話題にしにくいと言い出すことをためらっていることもあります。また、手続きなどがわからないと躊躇していることもあります。そのような場合は、ご家族の手伝いがあれば抵抗なく遺言書の作成を進めることができるケースも多くあります。
また、有効な遺言書を作成するためにはいくつかの大事なポイントがあります。せっかく作成した遺言書が無効なものであってはなりません。遺言書の作成に際してわからないことや不安な点があれば、専門家へ相談しましょう。前橋相続遺言相談センターでは、遺言書作成の経験豊富な司法書士が、お客様のご相談に丁寧に対応をさせて頂いております。無料相談もございますので、前橋にお住いの方はぜひご利用下さい。
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